欧米留学ではなく、フィリピン留学を選ぶ理由は何でしょうか?
もちろん「物価が安いから」や「日本から近いから」などの理由が挙げられるかもしれませんが、ここではどのようにしてセブ島留学の経験を就活でアピールするべきか?について述べてみたいと思います。
まず、企業の採用担当官からすると、セブ島留学時、聞いた際にまず考えることは、「なぜ英語を学ぶのに、欧米でなくセブ島を選んだのだろうか?」という疑問を抱くと思います。
その際に、「物価が安い」「日本から近い」などの理由をあげても、何のアピールにもならないどころか、むしろマイナスのイメージを持たれてしまうと思います。
そうならないためにも、これからお伝えする内容をしっかりと把握して、面接時にアピールすることが重要です。
まず、セブ島留学の立ち位置を把握する
あまり知られていませんが、実はフィリピンは、アメリカ、イギリスに次いで、世界で3番目に英語を話す人口が多い国なのです。
セブ島留学は、英語を学ぶ国として数年前から人気の語学留学先となっています。
その要因は大きく下記の3点です。
①学費と滞在費が欧米の半分以下
②語学学校の授業の大半がマンツーマンで格安
③アジアのため欧米と比べ精神的文化的に親近感があり暮らしやすい
フィリピン(セブ島)は英語が公用語です。
治安に関して、あまり良いイメージを持っていない方もいますが、観光都市のセブなどでは、政府の治安対策なども厳重なため、多くの観光客が安心して訪れられる地域です。
セブ島留学に対する留学生の感想としては、「気候も暖かく、魅力的なリゾートも満喫できた」「人が親切で人懐っこい」という声が非常に多いです。
加えて「欧米に比べて費用が安い」「日本から近い」ので、セブ島留学の渡航者は毎年増加しているんです。
最近では、カナダ、オーストラリアなどネイティブ権へのワーキングホリデーや留学の前に、フィリピン(セブ島)に2〜3か月間の留学をして、マンツーマンでしっかり英語力を準備していく人も増えています。
その逆で、上記の国々でワーホリや留学を体験した後に、語学の習得状況に満足できず、最後にフィリピン(セブ島)でしっかり英語を勉強して帰国する人も増えています。
上記の点からも今後の動向が益々楽しみな留学先と言えるでしょう。
企業へのアピール方法
人気のセブ島留学ですが、企業に対してどの点をアピールしたらいいのでしょうか?
結論から言いますと、「セブ島留学を選んだ理由」と「セブ島留学を通して得られる能力」と関連付けてアピールすることをお勧めします。
企業にアピールする際に必要なことは、企業視点で考えてみることが重要です。つまり企業はどんな人を望んでいるのか、という視点から考えてみるのです。
先日の記事にも書きましたが、企業が海外留学経験者に期待する能力・資質の中に、「語学力」のほか、「ストレス対応力」や「チャレンジ精神」がありました。
(参照:あなたは本当にご存じですか?「企業が海外留学生に期待している力とは」)
企業にアピールする際は上記の2点をアピールすることが有効ではないかと思います。
●欧米に比べて生活や住環境も不慣れで不便な部分も多いので、これまで何不自由なく日本で暮らしてきた自分が、敢えてそのような不便な環境の中に身を置くことで、苦労をする分、気づきや学ぶべき点も多く、より自分の成長が見込めると考えたためです。
●すでに発展している国ではなく、これから発展していく国を若い時期に実際に見ておくことは、今後の自分の成長にとっても必ずやプラスになるし、役立つと考えたからです。
ただ単純に就活用のPRトークとして使えばいいということではなく、実際に「ストレス対応力」や「チャレンジ精神」は留学を通してかなり磨かれるはずですから、留学中もこの事を意識して行動し、実際に能力や資質として身に付けて欲しいと思います。
現在、少子高齢化の日本に於いて、企業規模を問わず、アジアに進出する企業は年々増えています。
そのためアジアに留学していたという経験が企業に評価されることも十分あるでしょう。
企業が新たに海外進出する際に、未知の世界に飛び込んで、自分で道を切り開いていける「チャレンジ精神」や「ストレス対応力」を見に付けた人材が必要不可欠です。
今後益々、日本の企業は、アジアの国々での環境や生活適応力、あるいは現地人との人脈構築力を持った人に注目していきます。
是非フィリピン留学で、理想のキャリアアップを描けるよう、語学力だけではなく、ヒューマンスキル(人間力)を高める留学を実現しましょう。